【2018年12月】真如堂

「紅葉の名所」と言われる京都・真如堂(しんにょどう)。
本来なら、紅葉の時期に行くべきところですが、2018年末にふと思い立って行ってきました。

真如堂は、正式には鈴聲山(れいしょうざん) 真正極楽寺(しんしょうごくらくじ)といい、比叡山延暦寺を本山とする天台宗のお寺です。

今から、約1千年前の永観2年(984)、比叡山の戒算上人(かいさんしょうにん)が、比叡山常行堂のご本尊阿弥陀如来(慈覚大師作)を東三條女院(藤原詮子。円融天皇の女御・一條天皇の御母)の離宮があった現在の地に移して安置したのが、真如堂の始まりです。
<真如堂 Webサイトより>

東三條女院である藤原詮子というのは、御堂関白として有名な藤原道長の姉にあたります。
一條天皇は道長の娘の彰子を女御として迎え、その後宮には有名な紫式部が仕えることになります。

「源氏物語」好き・平安時代好きの私にとっては、いつか行ってみたいところでした。

私が行った方法は、京阪三条駅から徒歩約15分ほど歩いて、京都国立近代美術館に寄り、そこから平安神宮の前の冷泉道〜岡崎通〜丸太町通を、くろ谷・金戒光明寺を西側から北へ迂回するように行きました。
金戒光明寺の境内から墓所を通り抜けて真如堂に行くルートもありますが、すごく行きにくいのであまりおすすめはしません。

静かな境内は、紅葉の季節も終わったせいもあり、非常に人も少なく、ゆっくり観ることが出来ました。

本堂でご本尊阿弥陀如来像にお参りしてから、拝観料をお支払いして、書院や四季殿などを拝観しました。



書院にある「随縁の庭」です。

2010年に重森千青氏によって作られた「随縁の庭」で、背後にある仏堂(位牌殿)の蟇股に付けられた四つ目の家紋をモチーフにデザインされました。
「随縁」とは、真実が縁に因って様々な現れ方をすることをいいます。
この庭にたとえると、庭は朝夕の光の当たり方、天候や季節などによって、様々な表情を表しますが、その本質が変わるわけではありません。
<真如堂 Webサイトより>

新しくモダンな庭なのですが、書院の古い佇まいとどこかしっくりと来る庭です。



「涅槃の庭」と呼ばれる枯山水(かれさんすい)の庭は、1988年、曽根三郎氏によって作られました。

この庭は、東山三十六峯を借景に、向かって左(北)を頭にしたお釈迦さまが右脇を下にして横たわり、弟子や動物たちがその周りを囲んで嘆き悲しんでいる様子が、石によって表現されています。
白砂はガンジス川を、桧などは沙羅の林を表しているそうです。

どちらのお庭も、一人占めで拝見することが出来ました。
すごく贅沢ですね。来てよかったです。

拝観した後は、墓地で海北友松(かいほくゆうしょう)と斎藤利三(さいとうとしみつ)の墓を訪れました。
斎藤利三は、明智光秀に仕えていた戦国時代の武将で、有名な春日局の父です。
海北友松は、安土桃山時代に活躍した日本画家で、斎藤利三と親交のあった彼は、山崎の戦いで討ち死にした彼をこの真如堂に葬ったとのこと。
海北友松と斎藤利三のお墓は、隣り合わせに建てられています。
歴史好きの方は、ぜひ訪れてみては?

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真正極楽寺(真如堂)Webサイト

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