DVD · コラム

映画「ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」

映画「ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」ポスター
映画「ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」ポスター

五十嵐貴久の人気青春小説「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」を映画化。
悩み多きパート主婦の美恵子、美恵子の後輩でバツイチのかおり、万引きをやめられない雪見、謎めいた元ロッカー・新子の4人の中年女性がひょんなことから出会い、ロックバンドを結成して一夜限りのコンサートにのぞむことになる。
新子以外はまともに楽器に触ったこともないなか、「ディープ・パープル」の名曲「スモーク・オン・ザ・ウォーター」の演奏を目標に練習を繰り返す4人は、ぶつかり合いながらも次第に輝きを取り戻していく。
主人公の4人の女性に扮するのは、黒木瞳、木村多江、山崎静代(南海キャンディーズ)、真矢みき。(映画.comより)

先日、この映画を観て、思ったこと。
コンサート衣装を着たときの、黒木瞳と真矢みきが、どうにもタカラヅカっぽくて・・・。
やっぱり、昔取った杵柄っていうものでしょうか。
楽器を弾いたり、歌はたどたどしかったりするものの、役柄的にもフロント(ギターとベース)なので、黒木瞳と真矢みきは、華があってやっぱり目立つんですよね。
バック(キーボード、ドラム)の、木村多江、しずちゃんは、ストーリーの冒頭から登場していて、それぞれのパーソナリティを表現するエピソードもあるんですけど、見せ場のコンサートシーンで、持って行かれた感がします。

でも、しずちゃんって、「フラガール」のフラダンスといい、ボクシングといい、この映画のドラムといい、結構ハードルの高い仕事が多いですね。
役柄自体は、アテ書きかというくらい、違和感のないキャラクター設定ですが、フラダンスやドラムなど、コツコツ努力して、ある程度の水準まで仕上げるところが、スゴイと思います。

ストーリーについては、一見「好きなことやってハジケちゃいましょう!」「人生の応援歌☆」ということかと思いきや、専業主婦の承認欲求や、変身願望、「自分の人生こんなものじゃないはず」という心理的な葛藤がいろいろあって、能天気なようでちょっとフクザツ、でも救い(?)のある結末で、結局能天気なのか?という筋立てになっています。
劇中に4人がカラオケで歌う歌が、ZARDの「負けないで」だったり、主題歌もZARDの「あの微笑みを忘れないで」なんですが、それを聞いていて、多分こういう応援歌的な歌を作ったり、歌ったりする人は、本当は自分が言われたい、応援してもらいたいのでないかと思いました。
そして、自分ががんばっていることを認めてもらいたいのだと思いました。
自分は苦しくても、他人を応援するのって、自分が言われたい、されたいことをして、相手にも喜んでもらいたいからなのです。
そう思って聞いていると、この映画の主人公たち4人も、誰かに「ありがとう」「がんばっているあなたは素敵よ」「どんなに離れてても、心はそばにいるわ」って言ってもらいたいんだろうなあ、と思いました。

ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター [DVD]
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1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター (双葉文庫)
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